■「準備万端」の罠
脱サラを考えはじめると、つい分厚い本を
買って勉強しなくてはと思います。
収支計画、競合リサーチ、リスク想定……
でも、少し考えてみてください。
その作業の9割は
「うまくいかなかったときのシナリオ」
を描く作業です。
心理学では「メンタルリハーサル」
といって、頭の中で繰り返し描いた
イメージが、脳にとって
"体験済みの記憶"として刻まれる
ことがわかっています。
失敗の地図を丁寧に書けば書くほど、
脳はその地図どおりの道を探し始める
んです。
■「努力が報われる」は誰のための言葉だったのか
子どものころから
「頑張れば夢は叶う」
と言われてきました。
親も学校の先生も、会社の上司まで、
みんな言っていました。
でも、周りを見回してみてください。
いちばん早く出勤して、
いちばん遅く帰っていた人が、
いちばん豊かかというと——
そうじゃないって気付きませんか?
仏教にこんな言葉があります。
「苦しみは、執着から生まれる」
結果への執着、完璧な計画への執着、
「もっとやらなければ」という強迫観念。
それ自体が、動けなくなる理由に
なっていたとしたらどうしますか?
頑張ることが悪いのではありません。
「頑張らないと自分には無理だ」
という前提が、あなたの願望実現を
邪魔しているのです。
*今までは会社が守ってくれた。
でも、これからは、自分だけで
この状況に対処しなければならない…
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■今日からできること、それは「思い出す」だけでいい
新しいスキルを覚える必要は
ありません。
アクションプランも要りません。
今夜、寝る前に1分だけ
試してみてください。
目を閉じて、「自分がすでに穏やかに、
自由に生きている場面」を思い浮かべる。
旅先でゆっくり朝食を食べている
好きな本を読んでいる
お金を気にせず家族においしいものを
食べている。
そんな当たり前の風景を、「いつか」
ではなく「あのときよかったな」
という過去の記憶のように感じて
みてください。
「すでにそこにいる自分」を基準点に
すると、脳は自然とそこへ向かう道を
探し始めます。
計画書を細かく書くより先に、
まずその感覚を持つこと。
それだけが、あなたがすべき唯一の
出発点です。
あなたが今ここまで読んだのは、
もう十分に気づいている証拠です。






