■今日も、誰かのために生きていませんか?
朝、行きたいわけでもない
場所へ向かう。
会議のために予定を空け、
頼まれた仕事を断れずに引き受け、
気づけば夜の九時を過ぎている。
給料はそう簡単に上がらないのに、
税金や物価はじわじわ上がっていく。
土日も、平日の疲れを取るだけで
終わってしまう。
気づけば、自分の時間のほとんどを、
仕事のために差し出している。
そんな一週間に心当たりがあるなら、
その感覚はたぶん間違っていません。
■仕事は、人生という絵の一部にすぎません
真面目な人ほど、
仕事に人生の全部を預けてしまいます。
会社の肩書きを、
自分の価値だと思い込んでしまいます。
でも、定年を迎えた瞬間、
肩書きはなくなります。
行く場所も、やることもなくなります。
仕事だけに時間を注いできた人ほど、
その瞬間に「自分が何者か分からない」
と気づくのです。
仕事は、
人生を彩る色の一つにすぎません。
家族と過ごす時間、趣味に没頭する時間、
ただぼんやりする時間。
そういう色を足していくほうが、
人生は豊かになります。
もし、自分の優先順位が分からなく
なったら、試してください。
今やっていることが、
もし明日なくなったら、
自分はどれくらい困るか?
像してみるのです。
仕事がなくなったら困るけれど、
苦しくて仕方ないわけではない。
でも家族に会えなくなると考えると、
それだけで胸が痛む。
そうやって一つずつ確かめていくと、
自分が本当は何を手放したくないのか、
輪郭が見えてきます。
■小さく、自分の時間を取り戻す
いきなり仕事を
辞める必要はありません。
今日、五分でいいので、
手帳やスマホのメモに
「失いたくないもの」
を三つだけ書き出してみてください。
それを眺めるだけで、
明日の予定の中で何を優先すべきかが、
少し見えてくるはずです。
先輩に勧められたから、
親に言われたから、
SNSでみんながそう言っているから。
そういう理由で決めるより、
自分で決めたことのほうが、
たとえうまくいかなくても、
納得できるものです。
無理に変わろうとしなくて
大丈夫です。
気づくところから、
少しずつでいいのです。






